2021-05-25 パジャマのような稽古着で町に出る
ダンサーの友人にお願いして指圧の練習をさせてもらう。
家でも練習しているけれど、私のお客さんは女性が多いし、ダンサーは体をケアしなれているためレスポンスが細かく、体の扱い方へのヒントをもらうことができる。
課題がいくつかはっきりした。
今週末ロシュフォールに行くのだけれど、パフォーマンスをしにおいで!と誘ってくれた友人と滞在先へのお礼を買いにVincennesまで自転車で。
宝石みたいにチョコレートが陳列されていて少し緊張したけれど店員さんもフランクで丁寧に味の説明をしてくれた。おまけもくれたし。わーい。
急な雨に打たれて体が冷えてトイレに行きたくなったのでカフェに寄る。
立ち飲みはまだないのでテラスに座って(立ち飲みは同じコーヒーでも値段が安いのだ)。
コーヒーにミルクを注ぎながら、久しぶりのカフェだ、と改めてしみじみする。
ワクチンは安全なのかとかフランスの感染者数は下方修正されているとかいろんな話を聞くにつけロックダウンがいま解除されて大丈夫なのかな、という気持ちは払拭できないけれど、テラスに座って風に吹かれながらちかくのひとの会話を耳に入れるともなく聞いていると、なにはともあれこういうのは久しぶりだな、と微笑んでしまった。
庭がいよいよジャングルみたいになってきたので倍くらいに増えたアスパラ(食べないやつ)をごっそり刈り、とりあえず脇によけておいた。
いちじくの木の根本に生えている罌粟やオダマキを切って、太陽を遮っているロウバイの枝もひとつかみ、部屋に飾る。
花を摘めることも嬉しいけれど、大きな枝や葉を大胆に投げ入れておくだけでも部屋がみずみずしくなって良い。
枯れても庭に埋めて土にすればいいから、花がしおれてしまうことで「終わってしまう」みたいな気持ちにもならない。